2024年01月


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間食のタイミングはいつがベスト?上手に取り入れるコツも伝授



体重や血糖値などが気になる方でも、間食(おやつ)は適度に楽しみたいもの。食後にとる場合と、食事と食事の間でとる場合はどちらがよいのでしょうか?間食を健康的に楽しみたい方が知っておきたい「間食をとるタイミング」について、あすけん栄養士が解説します。

【関連記事】まずは3キロ!2週間でダイエットを成功させるための4つの手順


■間食は「食事と食事の間」がベスト!

間食をとるタイミングは、ずばり「食事と食事の間」がベストです。正しく間食を取り入れることで、食欲をコントロールしやすくなり、太りにくい食習慣が身に付きやすくなります。

たとえば食事と食事の時間が空きすぎてしまうと、次の食事でドカ食いや早食いをしやすくなる一因に。ドカ食いや早食いにより食べすぎてしまえばカロリーオーバーに繋がり、太りやすく、また血糖値の急上昇にも繋がる恐れもあります。

食欲コントロールのためにも、間食を有効に活用しましょう。



(出典 mery.jp)


■食後に食べるのはNG?

食後に食べるのが絶対にNGというわけではありませんが、内容によっては太りやすくなってしまう場合が考えられます。

食後に甘いものなどのデザートを食べることで血糖値をさらに高くしてしまい、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が過剰分泌され、余った糖が脂肪に変換されやすくなってしまいます。

もちろん、「食事と食事の間であれば何を食べてもよい」ということはありませんが、食欲をコントロールしやすいという点で「食後すぐより、食事と食事の間がよい」というわけです。


■かしこい間食の取り入れ方

では「適度な間食」とはどのようなものがよいのでしょうか?間食をかしこく取り入れるポイントをお伝えします。

■200kcal以内を目安に

間食は200kcal以内を目安にとりましょう。もっと抑えられるという方は100150kcal程度を目安にしてもよいですが、明らかに食べすぎている方はまずは200kcal以内にすることからはじめてみましょう。

ポイントは、一緒に飲むものもこのカロリー内に収めるようにすること。甘いジュースなどではなく、無糖のお茶やコーヒーを選ぶとカロリーを抑えられやすいのでおすすめです。


タンパク質食物繊維を摂れるものがおすすめ

間食の内容は、タンパク質食物繊維を摂れるものがよいでしょう。糖質や脂質がたくさん入っている菓子類より、血糖値をコントロールしやすく、また食物繊維が入ることで腹持ちのよさも期待できます。

たとえば、バナナキウイなどのフルーツヨーグルトチーズナッツ類、全粒粉やふすま粉を使ったパンやクラッカー、大豆を使ったシリアルバーなどが取り入れやすいでしょう。

■食べる分だけ取り分けて、ゆっくりと食べる

間食は食べる分だけ小皿に取り出すようにすると「ついつい食べすぎた!」なんてことも防げます。

またゆっくり食べるようにすると、少量でも満足感を味わいやすくなりますよ。飲み物と一緒に味わいながら食べるとよいでしょう。

ダイエット中に間食はNG!と考えがちですが、かしこく取り入れればダイエットの味方になってくれます。内容とタイミングを工夫して、上手に楽しんでくださいね


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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2021年12月14日]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。



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医師が教える最強の間食術
鈴木 幹啓
アスコム
2022-04-28









(出典 news.nicovideo.jp)





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規則正しい生活は「がん予防」につながる?


がんと聞くと「がん家系ではないから大丈夫!」「ずっと健康だから大丈夫

そんな風に感じる方も少なくないかもしれません。

しかし、がんは 日本人の2人に1人は「がん」になると言われているほど身近な病気。

普段の生活習慣によってがんを予防したり、逆にがんになりやすくなる可能性があることをご存知ですか?

【関連記事】がんのリスクになると言われる物質「アクリルアミド」を抑えるコツ


(出典 www.sekisyukai.or.jp)




生活習慣とがんの関係性
  • 現代の生活ががん発症に与える影響
  • 生活習慣ががん予防に果たす役割

現代では、「絶対にがんにならない方法」というものはないと言われていますが、がんになりやすくなる生活習慣はあると考えられています。

体の中でがんの細胞が発生すると、体の中の免疫機能が働き がん細胞を体から追い出そうとしますが、ストレスが溜まっていたり不規則な生活を送るなど生活習慣の乱れが続くと免疫機能が働かず、がんになってしまう恐れも・・・。

規則正しい生活を送り、健康的な生活習慣を送ることでがんを予防することができると考えられています。






どんな生活習慣が良いの?
    • 健康的な食生活の大切さ
    • 適切な運動とがんリスクの低減
    • ストレス管理と心の健康

がん予防のためには、次のような生活習慣が良いとされています。

[禁煙/受動喫煙を避ける]
たばこは、自分が吸っていても、他人の煙を吸う受動喫煙でもがんのリスクが高まると言われています。

ご自身の健康やがん予防のためにも禁煙を心がけましょう!


[お酒を控える]

お酒の飲みすぎはがんのリスクを高めると考えられています。
量に気をつけてお酒を楽しむようにしましょう。

一日の飲酒量の目安
ビール:一日大瓶1本程度 焼酎:原液で1合の2/3 ワイン:ボトルの1/3程度

[適度な運動を心がける]
適度な運動はがん予防だけでなく生活習慣病予防の効果も!
一日60分程度が適切とされていますが、まずは10分程度でも良いので運動する習慣をつけましょう。


[適正体重を維持する]
自分のBMI値を把握していますか?

計算方法と適正値は以下の通りとされています。
自分の適正値を把握し、痩せすぎや太りすぎにならないよう注意しましょう!

男性:21~27 女性:21~25
計算方法:BMI(kg/m2)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

[食生活に気をつける]
Point:塩分のとりすぎに注意/野菜や果物をしっかり摂る/熱い飲み物・食べ物は冷ましてから

普段から塩分を摂りすぎたり、好きな物を多く食べて野菜不足・・そんなことはありませんか?

食生活を見直し、減塩やバランスの良い食事を心がけましょう。

まとめ
45~65歳の方に向けた具体的ながん予防のアドバイス
規則正しい生活が健康とがん予防に与えるポジティブな影響

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]

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元気な人は〇〇が好き!?医師が語る長生きをする人の特徴とは 


突然ですが、皆さんは長生きをしたいですか?

一度きりの人生、せっかくなら長く生きたい。そう思う方も多いと思います。

今回は、そんな方へ少しでも参考になるような「長生きしている人の特徴」について、福岡県みやま市工藤内科の院長・工藤孝文先生のYouTubeチャンネル「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」よりご紹介。

先生が普段の診療で接する患者さんを通して感じるその特徴とは、どのようなものなのでしょうか。


  • 運動習慣と健康の関連性
  • ポジティブな心構えと幸福度の影響

【関連記事】100歳超えのご長寿さんが食べているものは?健康で長生きするためのオススメ食事法


工藤先生いわく、元気なご老人の特徴として、「前向きで声が大きい人」といいます。

とはいえ実はこれ、東洋医学の世界では少し異なるともいいます。

「『実証』と『虚証』というのがあります。実証タイプというのは、ガッチリした体格で、バリバリ仕事もして、スポーツもする。ただ東洋医学では、このようなタイプは、太くて短い人生を送ると言われています。

一方で、虚証タイプは、文化系イメージ。痩せていて食が細く、おっとりしている感じです。そういったタイプの方が長生きすると言われています。

患者さんをみていると、粗食の方が長生きをしている方が多いと感じています。

最近はファスティング・断食で長寿遺伝子伸びるという報告もありますので、虚証の方が長生きできるのも納得です」

一方で、元気なご老人の特徴として、あるものを好む人が多いと先生はいいます。

それが、お肉です。

「90代の方でも、肉好きをしょっちゅう見かけます。
脳内のホルモンにおいても、タンパク質が、材料になります。そのため、肉が好きな人は、頭もしっかりしていますし、足腰も強いですね。
意外と元気の定義って、骨などの整形外科的な分野でもできます。そういった面でも、肉を食べるということは大事なことだと思います」


(出典 www.j-cast.com)



長生きをするための考え方
  • ストレス管理と心身の健康
  • バランスの取れた食生活の大切さ
  • 社交的な人間関係の効果

さらに工藤先生は、考え方やスタンス面でも、特徴があるといいます。

「あまり深く考えない人や豪快な人、なるようになる、といった考えの人は、長生きしやすいと思います。

一方で、繊細な人は、神経をすり減らしていくので、どうしても寿命が短くなるイメージです。

知識ばかりある健康オタクの方のほうが、意外と神経質になってしまう。なので、神経質になりすぎるのも良くない。一方で知識がないのもいけないので、僕ら予防医学の医師たちがしっかりと知識を与えながらも、あっけらかんと生活をしてもらうのが1番かなと思います」

あまり深く考え過ぎず、時には専門家の力も借りながら生活するのが良いとのこと。

工藤先生の動画ではこの他にも、2つの長生きする秘訣についてもご紹介しています。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。


工藤孝文医師

工藤 孝文(くどう・たかふみ)

福岡大学医学部卒業後、アイルランドオーストラリアへ留学。
現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を担っている。
糖尿病東洋医学・漢方治療、ダイエット治療を専門とし、NHKあさイチ」、日本テレビ世界一受けたい授業」などメディア出演多数。
日本内科学会・日本東洋医学会、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・小児慢性疾病指定医。




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(出典 img-maquia.hpplus.jp)


「ぽっこりお腹」を改善するにはどうすればいいのか。ウォーキングコンサルタントの犬飼奈穂さんは「固くなった背中の筋肉に原因があるかもしれない。老化や肥満だからとあきらめず、まずは背中をゆるめて姿勢を改善することを意識してほしい」という――。

※本稿は、犬飼奈穂『背中をゆるめると健康になる』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。


■体の不調は「歳のせい」ではなく「背中」
  • 背中のケアの重要性
  • 背中がもたらす体の不調についての理解

肩や首がいつも重い。体があちこち痛む。すぐに疲れてしまう。

ぐっすり眠れない。イライラすることが増えた。体型も崩れて下腹がポッコリ。

着られない服が増えた。
年齢を重ねるほどに増えていく、肩や腰などに慢性的な痛み、メンタルの不調やコンプレックス――。なんとか改善させたくて、高いお金を払って整体に通いつめたり、何軒も病院をはしごしたりしていませんか?

もし効果を感じていないのであれば、一度ご自身の「背中」に目を向けてみて下さい。

冒頭に挙げたさまざまな痛みや不調、体形の崩れは、「歳のせい」や「疲れがたまっているせい」ではなく、実は、知らないうちに「背中が固くなっている」ことで引き起こされていることが多いのです。背中が固い状態に気づかずに放置している限り、なかなか改善されません。

「背中が固くなっている」と言っても、すぐにはイメージしづらいかもしれません。

具体的には、「体の後ろ側の筋肉=背中の筋肉」が、こり固まっている状態を指します。多くの人は、日常生活で「体の前側」の筋肉ばかりを使っています。

ものを掴む、パソコンスマホの操作をする、料理をする、歩く……普段の生活では、残念ながら「体の後ろ側」の筋肉はほとんど動かせていないのです。

動かせていないと、筋肉は固くなります。ただ、肩や首の固さと違って、背中の固さはなかなか自分では気づきにくいかもしれません。背中に意識を向けること自体がそもそもあまりないからです。

■固くなった広背筋には要注意
  • 余計な力を抜いて、ラクに立ち、ラクに歩く方法の重要性
  • ゆるめるアプローチのメリットと効果

日ごろは意識しない背中の筋肉ですが、人間の体の構造上、とても重要です。「広背筋(こうはいきん)」と呼ばれる背中の大きな筋肉の一つは、肩甲骨や上腕、骨盤などに付着しています。

この広背筋が固くなると、あらゆる不調を引き起こすと言っても過言ではありません。

背中の周囲の筋肉が不自然に引っ張られるので、肩こりや巻き肩、腰痛、O脚などを誘発し、呼吸も浅くなります。筋肉が固くなると血流が滞り、リンパの流れも悪くなって、代謝も下がります。体はどんどん元気を失っていきます。

「背中が固くなっているなら、それこそ整体やマッサージに通えばいいのでは?」こう思われるかもしれません。確かにマッサージで一時的にはほぐれます。

ただし、施術を定期的に続けない限り、すぐに元に戻ってしまいます。時間とお金を捻出し続けることになります。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tatiana

■マッサージや整体よりも「ゆるめる」がいい
  • 背中の固さは自分で改善できます。大切なのは、体の緊張をほぐして、背中の筋肉を「ゆるめる」ことです。ウォーキングスタジオを主宰し、これまで7000人以上の生徒さんに直接指導してきた中でたどり着いた私の結論が、これです。


かつては私自身も、厳しい食事制限と運動でリバウンドを繰り返してきました。背中が固い状態のまま、どんなにストイックに運動をがんばっても効果は出ませんでした。

体形のコンプレックスは改善されず、肩こりや腰痛もひどくなる一方。でも、あることがきっかけで、体がどんどん変わっていくことを体感しました。

それは「余計な力を入れずに、ラクに立ち、ラクに歩く」という姿勢と歩行の指導者との出会いでした。

ただラクに立ち、ただ心地よく歩くということを意識するだけで、こり固まっていた体がゆるみ、本当に軽くなっていったのは衝撃でした。悪化する一方だった腰痛が1カ月でなくなり、猫背や巻き肩も改善したのです。

それだけではなく、将来的には手術が必要と言われていた臼蓋(きゅうがい)形成不全や、足が痛くて歩けなかったモートン病も解消しました。

首こりや肩こりも軽くなり、O脚も改善していくという大きな手ごたえを得ることができました。

■背中をゆるめることで得られる3つのメリット

  • 背中のケアがもたらす具体的なメリットの解説
  • メリット1: 良い姿勢の習慣化
  • メリット2: 腰痛やストレスの軽減
  • メリット3: 美しい体のラインの形成

背中がゆるむと、骨は本来の正しいポジションに戻ります。無理やり戻すのと違い、勝手に戻ってくれるのです。

それまで動かせていなかった筋肉が動かせるようになります。自然と呼吸は深く安定し、血流やリンパの流れも改善し、さらに背中がゆるんでいく。この良いスパイラルの中で、体が整い、不調が改善していくのです。

私の教室の生徒さんも、「痛いのが当たり前だったのに数年ぶりに痛みのない体になれた」(50代・女性)、「坐骨神経痛もしびれもなくなって腰痛も解消された」(40代・女性)、「整体師さんも困ってしまうほど固かった体が、スムーズに動かせるようになった」(40代・女性)など、背中をゆるめたことで生活の質が大きく向上しています。

この記事では、背中をゆるめることで得られる3つの大きなメリット「呼吸の質が上がって血行が良くなる」「ぐっすり眠れる」「体重を減らさなくてもスリムになれる」について紹介していきます。

■浅く、速くなった呼吸を改善できる
  • 正しい呼吸法の重要性
  • ポッコリお腹に効果的な鼻から吸って口からフーッと吐く方法

背中が固くなると、呼吸が浅くなってしまいます。

呼吸が浅くなると、肺に酸素を十分に取り込めないので、体内の酸素量が減少します。疲れやすさ、冷え、集中力の低下、自律神経の乱れなどを引き起こします。呼吸の質を上げるためには、「深い呼吸」が大切です。

しっかり息を吐いて、深くたっぷりと吸う。このためには、筋肉をゆるめる必要があります。

呼吸について説明します。呼吸というと、「肺が広がったり縮んだりする」と考えがちですが、肺そのものが勝手に動いてくれるわけではありません。肺の周辺にある筋肉(呼吸筋)の動きによって、呼吸は行われています。

人の肺は、胸椎(きょうつい)や肋骨、胸骨(きょうこつ)、横隔膜などで囲まれた「胸郭(きょうかく)」と呼ばれる骨組み状の箱の中におさまっています。

その内側の空間を「胸腔(きょうくう)」と呼びます。胸腔が広がったり縮んだりすることで呼吸活動が行われているのですが、胸郭を動かしているのが、呼吸筋なのです。

呼吸筋が固くなって動きが悪くなると、胸郭はうまく広がらなくなります。呼吸筋として代表的なものの一つに、肋骨の周辺にある「肋間筋(ろっかんきん)」があります。肋間筋は、肋骨を取り囲むようにぐるりと背中側にもついているので、背中の筋肉が固くなると、肋間筋のスムーズな動きをさまたげてしまい、肋骨がうまく広がらなくなります。

■鼻から吸って口からフーッとラクに吐くだけていい

そうすると、もう一つの代表的な呼吸筋「横隔膜」の動きも制限されます。こうして胸郭が広がらなくなると、無意識のうちに呼吸は浅く、速くなります。筋肉はピンポイントで固くなるのではなく、引っ張り合い、連動しています。背中にある、大きな筋肉をたくさん動かしてゆるめることで、胸まわりの筋肉や呼吸筋をゆるめることができるのです。

「背中をゆるめる」→「呼吸の質を上げる」という説明をしてきましたが、実は逆のことも言えます。つまり、深い呼吸を意識することによって、背中をゆるめることもできるのです。呼吸が深くなると、酸素の供給量が上がります。筋肉にも酸素がしっかりと届くので、筋肉の柔軟性が上がって動きやすくなります。呼吸によって背中の筋肉がゆるみ、筋肉がゆるむことでさらに呼吸が深くなる……。良い循環が生まれます。

呼吸というと「腹式呼吸」がイメージされますが、私は「胸腹式呼吸」をおすすめします。なぜなら、腹式呼吸の場合、息を吸い込む際に無理にお腹を膨らませる必要があるため、不自然な動作になってしまうからです。

胸腹式呼吸は簡単です。鼻から吸って口からフーッとラクに吐くだけ。肋骨全体が広がり、特に背中側が動いていることを意識しながら行います。1日10呼吸程度でいいので、毎日続けてください。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tatiana

■寝返りしやすい体が睡眠の質を上げる

背中をゆるめれば、睡眠の質が上がります。背中がゆるむと深い呼吸ができるようになり、自律神経のバランスが整うことはもちろんですが、「寝返り」がしやすくなるためです。

良質な睡眠に寝返りは欠かせません。

一般的に成人は、7~8時間の睡眠中に、20~30回ほどは寝返りをすると言われています。「ぐっすり深く眠る」と聞くと、ほとんど動かずに眠り続けることをイメージされるかもしれませんが、それは逆です。睡眠中、長い時間同じ姿勢のままでいると、筋肉や骨に負担がかかってしまいます。

そこで、無意識のうちに体をひねりながら寝返りを打つことで、筋肉を動かし、体への負担を減らしているのです。

血行やリンパの流れを促進したり、体温調整を助けたりする働きもあります。

ところが背中が固くなると、寝返りが打ちづらくなります。

背中や肩、腰などの筋肉が収縮して可動域が狭くなると、うまく体をひねることができないからです。

寝返りは無意識の動きだからこそ、体の状態がダイレクトに反映されるのです。

年齢を重ねて筋肉の柔軟性がなくなったり筋力が落ちたりすると、寝返りの回数は減ると言われています。同様に、若くても、背中の筋肉が固いと寝返りの回数は減ってしまいます。悪い夢を頻繁に見る、夜中や明け方によく起きてしまう、朝起きても疲れが取れていない……。

こんな悩みを抱えている人は、背中の筋肉が慢性的に緊張して、ガチガチになっている可能性が高いです。

背中をゆるめれば、寝返りで体は快適な状態になり、深く安定した呼吸とともにこわばりも解け、リラックスできるようになります。

■ぽっこりお腹の「おじさん体型・おばさん体型」を改善できる
  • ポッコリお腹を解消し、若々しい体型を手に入れる方法を紹介
  • ゆる活で老化や肥満に立ち向かうコツ

特別な食事制限をしなくても、背中をゆるめるだけで人はやせることができます。ここで言う「やせる」というのは、単純に「体重が減る」ということではありません。洋服がサイズダウンする、お腹が引っ込む、スタイルが良くなるなど、「見た目が変わる」ことを指します。

そのカギは、体の「重心」にあります。

ほとんどの人は、筋肉が固くなると同時に、重心が下がっているのです。人はただでさえ重力の影響を受け、常に上から押されています。

さらに背中の筋肉が固くなると、縮まったまま伸ばせなくなるので、重力に負けて体の重心は下がっていきます。

重心が下がると、肋骨と骨盤の間のすきまが狭くなります。行き場を失ったお腹のお肉は前に出るしかなくなり、内臓も押しつぶされて前に出ます。だから体重が増えたわけではないのに、お腹がぽっこり出てしまうおじさん体型・おばさん体型になるのです。

逆に、重心を上げて肋骨と骨盤の間を広げると、体重を減らさなくても、自然に腹筋が使えて骨盤が立ちやすくなり、お腹はへこみます。「重心を上げる」と言っても、がんばって引っ張り上げる必要はありません。

背中の筋肉をゆるめて、骨や内臓を本来のポジションに戻すことが大切です。

■老化や肥満のせいだとあきらめないでほしい

20代から60代まで幅広い世代に贈るメッセージ

  • 年齢に関係なく、健康的で元気な体を手に入れるためのモチベーションを提供
  • 老化や肥満に対して諦めず、前向きなアプローチを呼びかけ

背中がゆるんで骨が正しいポジションに戻ると、見た目がガラリと変わります。太って見える原因は、やはり「背中の固さ」にあるからです。背中が固くなると、上半身も下半身も筋肉が内側に巻き込まれて、「前に前に」引っ張られるようになり、筋肉が前に広がって太ったように見えてしまいます。

老化や肥満のせいだとあきらめないでください。ただ正しい位置に戻るだけで、二の腕太ももは細くなり、お尻は小さくなります。

私の教室の生徒さんでも、3カ月でパンツがワンサイズダウンした生徒さんがたくさんいます。

もちろん特別な食事制限などはしていません。信じられないかもしれませんが、ただ背中の筋肉をゆるめるだけで、長年のコンプレックスが改善できるのです。


※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tatiana



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犬飼 奈穂(いぬがい・なほ)

ウォーキングコンサルタント
歩き方コーチ。「ORO(オーロ)ウォーキングスタジオ」代表。「オーラをまとう歩き方レッスン」主宰。愛媛県松山市出身。「正しい歩き方」ではなく、「心地よい歩き方」を探求し、これまでに述べ6000人以上に指導し、肩こり・腰痛、猫背、坐骨神経痛など、体が抱える数々の悩みを改善してきた。開催する講座やセミナーは1000回を超える。

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撮影 吉濱 篤志


  • 突然の体重増加に悩む中高年層。しかし、その際に陥りがちな「食べないダイエット」には注意が必要です。
  • 健康情報が溢れる中、正しい情報を見極めることが重要です。


第1章: ダイエットの誤ったスタート

  • 体重が気になると、多くの人が急激なダイエットに走りがち。しかし、これが逆効果になることが。
  • 積み重ねられた生活習慣や食事習慣を一変させることは難しいため、継続的な改善が重要。

長生きする人は“お肉だけ”を食べていたのか? 100歳を超えても現役医師だった日野原重明先生の“本当の食生活”〉から続く

人生100年時代に突入して、1人の人が生涯に「食べる」回数は人生50年、80年時代に比べて数万回増えました。しかし、多くの人は何をどのように食べたら健康になれるか、体内で栄養はどんなふうに使われるのか、詳しく教わる機会がほとんどありません。そこで高齢者栄養ケアの第一人者が上梓した『100年栄養』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成し中高年が絶対にやってはいけないダイエット方法、そして正しい食事の摂り方をご紹介します。(全2回の後編/前編を読む)

「3日間」同じものを食べ続けるのはやめなさい 

多くの人は1日3食。ときどきは変化を楽しみたくなりますよね。

だから、流行の「体にいい食べ物」を食べてみるのはその意味では楽しいことです。
ずらしくて、おいしければ食生活の“彩り”になります。

 
まずは「どれどれ」と思いながら試しに食べてみて、翌日も「ふむふむ」と思いながら食べましょう。せっかくですから元気になるイメージで、おいしさを味わって!

 
でも、3日目はやめておきましょう。

 
別の、食べたいもの、おいしそうなものを召し上がれ。

 
1、2日はよくても、3日目からは体にとって負担になることがある。そう覚えておきましょう。同じ食材ばかり食べていたら、ちょうど飽きてもくるころ。体は正直にサインを出してくれているはずです。

 
そもそも健康な人が病気にならないために「○○を食べる」「△△を食べない」といった食べ方をするのは、実はほとんど意味がありません。情報に飛びつくと、手っ取り早く健康になれる気がするかもしれませんが、とても成功率の低い健康法です。

 
なぜなら、食べたものがそのままで栄養になるわけではないからです。

 
食べ物は、食べた人の体の中で分解・吸収されて、しかるべき場所に運ばれ、機能を発揮する栄養となるので、同じものを食べても、食べた人の体質や代謝機能、活動によって栄養は変わります。


「この病気にならないためには○○を食べなさい」「あの病気を防ぐには△△を食べない」などと考えだしたらキリがありません。そもそも、そのような視点で食べるものを選ぶならば、徹底的に遺伝子検査、体調の検査をして、食品の栄養検査もして、食前食後の血液検査もして、解析しながらなら、いくらか効果があるのかもしれません。

 
それでも一般的な血液検査は、各臓器の血液をとって調べるわけではないので、効果のほどを厳密に把握するのは難しいはず。つまり「私の体にいいものだけ」を選ぶのはかなり困難だから、成功しにくい。

 
成功しないだけならいいけれど、一般的な健康知識で取り組んでしまうと、過剰摂取による刺激などで体調に悪影響が出ることも多いのではないかと思うのです。

「太ったから」と、すぐに「食べないダイエット」を始めていませんか?

運動不足で体重が増えてしまった、連日食事会が続いたらちょっと食べすぎで太ってしまった。体重が戻らないまま年月が経って、一回り大きくなってしまった││代謝が落ちることで、いわゆる「中年太り」に悩む人も多いことでしょう。やせたらまた着ようと思うから、数年前の服が捨てられない! 
私もその葛藤の真っただ中です。

太ったままの状態で70代、80代に入ると、脂肪が多い状態のまま、さらに筋肉が落ちるサルコペニア肥満となりますから、適正体重に戻す努力は必要です。

ですが、ここで中高年がやってはいけないのが、「食べずにやせようとすること」。

 
運動もあまりできないから食べないのが一番効率的、と「断食」や「リンゴダイエット」を筆頭に「〇〇しか食べないダイエット」につい手を出してしまっていませんか?これは、第1章でお伝えした"おばけタンパク質"につながる、危険な「食べない」ダイエットです。

断食をすると、そもそもの摂取エネルギーが不足し、体を動かすエネルギー源として、体づくりに使われるはずのタンパク質が使われてしまいます。

体はタンパク質不足に陥り、筋肉が維持されず、さらに代謝が落ちることになります。

撮影 吉濱 篤志


第2章: 食べないダイエットの罠

  • 食事を抜くことは栄養不足や健康リスクを引き起こす可能性。
  • 適切な栄養を摂りながら、食事制限をする方が体に優しいアプローチ。



中高年以降は、「食べないダイエット」をしてはいけません。


16時ダイエット」で胃腸は休まらない!

 
もう1つ、少し前に若い人の間でブームになり、遅れて中高年に波及している「16時ダイエット」も、誤解されている可能性が多分にある健康法です。

1日のうち、16時間は水分以外口にしない。

つまり残りの8時間で必要な栄養をとり、ダイエットするという方法。

食べる時間を限ることで、脂肪が燃えやすい状況をつくり、胃腸を休めることができるなどとも言われ、大流行しているようです。

しかし、食事でいろいろなものを食べたら、消化吸収を終えるまでに24時間かかることもめずらしくはありません。排泄までは24時間以上かかっている場合が多いので、消化管のどこかは必ずはたらいています。

すべての消化管が一斉に休むということはないのです。

そして、残りの8時間に全栄養をとるために食べるのも大変。その間、消化管には普段以上のはたらきを求めることとなり、負担を強います。

 
1日に必要な栄養素をとって、筋肉量を維持しながらやせるためには、食事は高栄養で、消化しやすい献立に工夫しなければなりませんね。それができたとしても、8時間の間は、ずっとお腹がいっぱいで、消化にエネルギーを費やすために、頭はぼーっとしているかもしれません。

誰でもお正月のあとなど、「年末から食べすぎで、ちょっと胃腸を休めてやりたい」という気になって、食事量を軽くしたり、柔らかい(消化しやすい)ものを選んだり、アルコールを控えたりすると思います。

そのような実感からくる調整はとっても大切です。臨機応変な対応で、胃腸の回復を助けるでしょう。

けれど「16時ダイエット」を続けて、果たして脂肪が燃え、胃腸が休まるか。中には合っていて、成功する人もいるかもしれないけれど、逆に、筋肉がエネルギーに回されてしまう人、胃腸を疲れさせてしまう人、排泄のリズムを狂わしてしまう人なども必ずいると思います。

その数は決して少なくないはず。

そして、悪影響がすぐにではなく、のちのちなにか症状や病気になって出る人もいると思います。健康や美を追求した結果がそれでは、本末転倒ですね。


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第3章: 正しいダイエットの始め方

  • 急激な変化ではなく、少しずつ持続可能な変化を取り入れる。
  • バランスの取れた食事、適度な運動、良い睡眠など、ホリスティックなアプローチが大切。

血糖コントロールは「決まった時間に食べる」ことから 私はこれまで糖尿病の人の栄養ケアも数多く担当してきました。

患者さんの中には、トラックの運転手さんやホテルの従業員さんなど、生活が不規則になりがちな人も多く、そのような仕事の人の場合、まず「朝・昼・晩」の食事の時間を決め、習慣化することから始めていました。

一般的には朝6時、12時19時程度のバランスで食事をとるとよいですが、仕事の都合でそれはできません。それでも「食事時間として30分以上とれる3回の隙間」を見つけてもらい、食事をとる時間を一定にすると、血糖値のコントロールがうまくいくようになることが多かったのです。

3回の食事時間の間隔が、一般の6時間より短くなる回、長くなる回が出るのは、不規則に対する苦肉の策なので、やむを得ません。

そのために起こる消化吸収への負担は、食べる内容を工夫することで軽減していました。そして、仕事が休みの日は家族や知人とともに過ごし、食事のタイミングも周囲に合わせます。

第4章: 健康情報の見極め方

  • SNSやブログなどで広まる情報は信じ切らず、信頼性のある情報源を選ぶことが大切。
  • 医師や栄養士のアドバイスを受けることで、健康なダイエットプランを構築できる。

血糖コントロールには、「食べる時間の規則正しさ」がとても大切だということを現場で痛感したわけですが、それを考えると、「16時ダイエット」はあえて不規則な状態をつくるような行為です。かなり意識的に栄養管理をしなければ成功しない確率が高い方法といえるでしょう。

短時間のうちに栄養を確保し、体を衰弱させないよう保つには、専門家の栄養ケアを受け、パーソナルトレーナーをつけて筋肉ケアもしなければ! それには相当なお金がかかりそうです。


結論:
中高年が健康情報に振り回されないためには、冷静な判断力と継続的な努力が必要。

  • ダイエットは健康を重視したものであり、急激な方法ではなく、理にかなったアプローチを取ることが肝要。



(川口 美喜子/Webオリジナル(外部転載))



(出典 cs.sonylife.co.jp)


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(出典 news.nicovideo.jp)





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