國友さんの休載報告(画像は國友翔太郎Twitterから)

漫画家の國友翔太郎さんが6月6日Twitterで1週間の休載を報告しました。

単なる連絡かと思いきや、そのあまりにほっこりする内容に「こんな休載理由はじめて見た」「これは仕方ない」「休まざるを得ない」と、2万リツイート、5万いいねを超える反響が集まっています。


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自らを「スーパー猫好き男」と称する國友さん。
ツイートによると、先日、保護猫たちの里親になったようで「おかげ様で、しあわせにゃんこ生活の幕開けです」とうれしそうに近況を報告。

しかし、猫ちゃんたちと暮らすようになった結果、「何故でしょうね。不思議です。不思議なことに原稿が全く進みません」と実に奇妙な現象に巻き込まれてしまったもよう。

「あれよあれよと迫る〆切。かまえかまえと鳴くにゃんこ。そんなこんなでこうして今、休載告知を書いています」と休載に至ったいきさつを説明しています。いやあ、不思議なことってあるもんですね。

ねとらぼエンタ編集部では、國友さんに今回の反響の感想と、猫ちゃんたちの様子について聞いてみました。

―― ものすごいRT数になっていますが、率直に今の思いを聞かせてください。 國友さん 僕は「仕事が最優先」っていう日本人特有の空気感みたいなものに少し疑問というか違和感を抱いていました。人生なんて楽しんだ方がいいに決まってるんだからもっとカジュアルに休んでいいはずなのになって(もちろん最低限の責任はきっちり負うのが前提ですけど)。

だから今回の反響を受けて、それに近い価値観を持ってる人が増えてきているのかなと感じて素直にうれしいです。

ツイートを見た人が「自分もカジュアルに仕事休んじゃお」って思ってくれたらうれしいですね。皆頑張りすぎないでいいんです。

―― 優しい世界だ……。Twitterでは猫ちゃんたちのかわいらしい写真や動画もアップされていますね。

國友さん 名前はルキとキリ、双子の兄妹です。あまり人に慣れていなくて警戒心が強い2匹でした。最初の頃はずっとおびえている様子で心配してましたが、今では仕事をしている僕の足元にくっついて寝てるほど心を開いてくれています。最高の家族です。

また、今回の休載について担当編集者さんにもお話を聞いてみたところ、以下のように答えてくれました。

担当編集者 日頃よりマンガUP!内のコメントでは読者の皆様から先生を労う暖かいお言葉を頂いており、この度の休載理由につきましてもご理解頂けるものと判断し掲載へ至った次第です。  

猫ちゃんたちに限りない愛情を注いでいる國友さんは、スクウェア・エニックスが運営する漫画アプリマンガUP!」で、『処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める』(原作:結城絡繰、漫画:國友翔太郎、キャラクター原案:白狼)を連載中。7月6日には、最新第8巻が発売予定です。



(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 blog.gururimichi.com)


「作品を描く仕事は大変なことが多いと思いますが、作者さんが自分自身を大切にして休養する姿勢が素晴らしいです。心身ともに健康で、また素晴らしい作品をお届けしてください」

<このニュースへのネットの反応>

猫と犬と三才児のかまちょ活動には抗えない





くそぅ、うちには3匹もいるのに、なぜ休ませてもらえないんだ(笑)


(猫の)育休と考えれば普通だなw


お猫様には勝てないのでしかたない…まあ実際夜泣きとか朝泣きされたら睡眠時間とかおかしくなるしな


”「自分もカジュアルに仕事休んじゃお」って思ってくれたらうれしい” ←現実には、(ただしそのスタイルでも飯が十分食える職能と蓄財のある人に限る)という但し書きがつくよな…世の大多数は「あなたの代わりはいくらでもいる」立場で仕事してるから言う程簡単じゃない。


生活のルーティーンが変わるような事があれば休んで良いんです。漫画の連載は長期戦ですから、無茶は禁物です。猫可愛い。


大半の日本人は「仕事が最優先」なんて思ってないと思いますけどね。「休むには大義名分が要る」と思っている人が多いだけで。