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末期の卵巣がんで余命わずかと診断された女性、長年の夢だった結婚式を挙げる(英)





末期の卵巣がんと診断されたイギリス在住の女性が今年4月、長年の夢だった結婚式を挙げた。

彼女はパートナーの男性と10代の頃に出会ったのち3人の子供にも恵まれたが、様々な事情により結婚するタイミングを逃してきた。

しかし今年1月、女性の以前から患っていたがんが進行し、余命わずかであることが明らかになったため、2人は結婚式を執り行うことにしたという。英メディア『The Mirror』などが伝えている。

英マージーサイド州ウィラル在住のエマ・ライスさん(Emma Rice、32)は4月29日パートナーのダヴァさん(Dava、34)と長年の夢だった結婚式を挙げた。

10代の頃に友人を通じて出会った2人は、デイヴィッド・Jn君(David Jn、11)、キーリー・メイちゃん(Keeley-Mae、10)、アリエラちゃん(Ariela、6)という3人の子供をもうけたが、様々な事情により結婚する機会を逃してきたそうだ。


しかし今年1月、エマさんの以前から患っていたがんが悪化していることが明らかになり、余命わずかと診断されたことで結婚を決意したという。

ダヴァさんはエマさんの病気が発覚した時のことをこう振り返った。

2021年2月、エマは膣からの大量出血と不快な症状について家庭医(GP)に相談しました。診察を受けた当初は避妊用リングが外れたせいだと考えられていて、エマは医師から『あなたはまだ若いから他の病気は考えられない』と言われていました。でも貧血気味で、出血と痛みで気を失うほどの症状だったので専門医の診察を受けることにしたのです。そしてエマの子宮頸部を診た医師から『このような症状は、がん以外では見られません』と告げられました。」


その後、ステージ3の子宮頸がんと診断されたエマさんは、リバプールの「クラッターブリッジがんセンター(Clatterbridge Cancer Centre)」で化学療法と放射線療法を受けた。



2人はエマさんの予後に希望を抱いていたが、今年1月にPET検査を受けた結果、がんは進行しすでに末期状態であることが確認された。

「残念なことにがんは広がっていてステージ4の卵巣がんと診断され、医師に余命を聞いたら1年ぐらいだと告げられました。私たちが出会ったのはエマが16歳、私が17歳の時でした。それ以来ずっと一緒にいる私たちはいつか結婚式を挙げるのが夢でしたが、経済的に余裕がなく毎日を過ごすだけで精一杯でした。でも残された時間がわずかだと分かると毎日がとても早くて…可能な限り早く結婚しようと決めたのです。」

そのように明かしたダヴァさんは、エマさんの健康状態が悪化するなかで結婚式の計画を立て、2人の親友であるルイーズ・ベルさん(Louise Bell、29)がその準備を手伝ってくれたという。

そしてルイーズさんが地元の企業に働きかけたところ、結婚式場「サドルクラブ(The Saddle Club)」のオーナー夫妻が会場とともに食事やケーキを、「クラリティウェディング・フォトグラフィー(Clarity Wedding Photography)」が写真撮影を、そして「アクションウェディング・ビデオAction Wedding Videos)」は感動的なビデオを制作してくれるなど、多くの企業が無料でサービスを提供してくれたそうだ。

ダヴァさんは挙式当日の様子についてこのように語っている。

「人生で最高の時間を過ごすことができました。あの日のことを忘れることはないでしょう。ルイーズの助けがなければすべてを成し遂げることはできませんでしたし、みなさんの素晴らしいサポートに心から感謝しています。エマは疲れていたにもかかわらず、当日は素晴らしい活躍をしました。彼女はやっと自分にふさわしい日を迎えたのです。母親が病気になるのを見ることは子供たちにとって非常に辛いことですが、彼らはとても強く、家族でこの日を迎えられて嬉しく思います。私はエマと子供たちのことをとても誇りに思っています。」


一方のエマさんは
「挙式当日はプリンセスになった気分でした。みなさんが私の期待に応えてくれたおかげで、想像以上に素晴らしく胸がいっぱいになりました。私は助けが必要な人のために一丸となって協力してくれる地域社会の一員であることを誇りに思います」と感謝の気持ちを述べた。

現在のエマさんは「セント・ジョン・ホスピス(St John’s Hospice)」に入院しているが、彼女は
「病気になったことで、私は肉体的にも想像もしなかったような苦しみを味わってきました。でももし私が声をあげることで少なくとも1人の女性を救うことができるなら、私の闘病は意味のあるものだと思えるのです」と話しており、自分の体験を通じて女性特有のがんとその症状についての認識を広めたいと願っている。


画像は『The Mirror 2023年6月29日付「Mum with months to live gets perfect wedding after community rallied together」(Image: Clarity Wedding Photography / SWNS)(Image: Dava Rice / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 cdn.medley.life)



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宇宙飛行士の尿と汗を再利用し、飲料水に変えることに成功。水のリサイクル率が98%に(NASA)


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宇宙旅行が現実になりつつある今、NASAがまた一つ新たな技術的大きな一歩を踏み出した。

 

国際宇宙ステーションISS)に滞在する宇宙飛行士たちが尿と汗、呼吸に含まれる水分を、飲料水として再利用することで、水のリサイクル率98%を達成したそうだ。

 

水は人間の生命を維持するのに欠かせないものだ。今後の長期的な宇宙ミッションでは、水を安定供給することがとても重要なことなのだ。



【画像】 宇宙ステーションにおける水の循環システム

地球上で人が暮らすには水が不可欠だが、それは国際宇宙ステーションISS)に滞在する宇宙飛行士(クルー)たちにとっても同じことだ。

彼らは、食事や歯磨きなど、宇宙での生活のために毎日約3.8リットルの水を使っている。そう簡単に水を補給できない宇宙では、これをいかに無駄なく使うかというのはとても大切なことだ。


そのための目標として掲げられているのが、水のリサイクル率98%という数字だ。

 

これを達成することができれば、たとえば宇宙に100リットルの水を持っていけば、失われるのはたったの2リットルだけで、あとはずっと使いまわせるということになる。



4

尿や汗を再利用することで水のリサイクル率98%を達成

今回の水のリサイクルは、ISSの生命維持装置「ECLSS」を使って行われた。


この装置は宇宙飛行士たちにとっては文字通り生命線となるシステムで、ISS内の空気などを管理している。


だがそれだけでなく、排水の回収システムや、宇宙飛行士の呼吸や汗によって空気中に放出された水分を回収する除湿機など、水をリサイクルするための機能もある。

 
私たちの体から排出される水分として忘れちゃいけないのが、尿だ。
簡単に水を補給できない宇宙では、尿の水分ですら無駄にするわけにはいかない。

 
そこでECLSSに組み込まれた尿処理装置「UPA」は、宇宙飛行士たちの尿を蒸留して水を回収する(要は蒸発させて、水とその他の成分をわける)する。

 

じつはここまなら、これまでもできた。今回新しいのは、尿処理装置にブライン処理装置「BPA」というものが追加された点だ。



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尿処理装置で尿から水を回収するとき、副産物としてブライン(塩水)が作られる。

そして、ここにはまだ水分が残っている。

 
そこでブライン処理装置は、特殊な膜にブラインを通して、乾燥した空気に触れさせる。こうすることで水分を蒸発させ、ECLSSの除湿機で回収できるようにするのだ。


・合わせて読みたい→月面基地の建築材料に宇宙飛行士の尿を利用した資材が検討されている(ノルウェー研究)

 

まさに乾いた雑巾をさらに絞るようなプロセスだが、その甲斐あってこれまで93~94%だった水のリサイクル率を、目標値だった98%にまでアップさせることに成功したそうだ。



5

宇宙飛行士たちはリサイクルした尿を飲んでいるのか?

 
疑問なのは、ISSクルーが本当に自分たちの尿を飲んでいるかということだ。


NASA
の研究チームによれば、この水のリサイクルシステムは、地球上の水道よりずっと高性能なのだそうだ。

 
回収された水は水処理装置「WPA」で処理される。具体的には、特殊なフィルターと触媒を利用して、わずかに残る汚染物質を分解する。

 
こうして処理された水をセンサーチェックし、水質基準に満たない水は再処理にまわされる。

 
一方、十分きれいだと判断された水には、ヨウ素が添加(微生物の繁殖を防ぐため)され、徹底的にきれいに浄化されたものだけが飲料水として再利用される。

 
なので宇宙飛行士らが飲んでいる水の一部は、もともとは尿だったかもしれないが、それは徹底的にきれいに処理されたものだ。

 
だからISSクルーたちは決して尿そのものを飲んでいるわけではなく、地球上で我々が飲む水よりも清潔で安全な水を飲んでいるということになるという。



NASA ScienceCasts: Water Recovery on the Space Station

References:NASA Achieves Water Recovery Milestone on International Space Station | NASA / NASA just recycled 98% of all astronaut pee and sweat on the ISS / written by hiroching / edited by / parumo

 
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宇宙飛行士の尿と汗を再利用し、飲料水に変えることに成功。水のリサイクル率が98%に(NASA)


(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 img.tabi-labo.com)



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